おすすめは看板ウォッチング
道頓堀とは日本橋から大黒橋の間で、道頓堀川南岸の沿いに広がる繁華街。365日人でごった返す通りには、お好み焼きやたこ焼き、うどん、串カツ、ふぐ料理などが大集合!また大阪グルメが軒を連ねる“大阪の台所”でもある。 大阪ビギナーにおすすめしたいのが、看板ウォッチングだ。色鮮やかにきらめくネオンや今にも飛び出してきそうな立体的なモチーフなど、個性豊かな看板が所狭しと並ぶ。ガイドブックでよく目にする「食い倒れ人形」や「かに道楽」のカニ、「づぼらや」のフグなど、これぞ大阪ミナミというイメージがこの通りに凝縮されている。中でも、菓子メーカー「グリコ」の看板は、初代が誕生した1935年から道頓堀のシンボルとして君臨。2014年の秋には6代目の看板がお目見えし、LEDのネオンとなって生まれ変わった。戎橋の上でこの巨大ネオンと一緒に記念撮影するのが、大阪観光の定番のひとつ。またこの戎橋は“ひっかけ橋”とも呼ばれ、かつてはナンパの名所として知られていた。
「水都、大阪」が満喫できる散策ルート
道頓堀川そのものに、注目するのもおすすめ。昔と比べて水質も改善されたこともあり、川沿いの遊歩道は「水都、大阪」が満喫できる散策ルートとして人気だ。道頓堀川をクルージングするのもいい。「とんぼりリバークルーズ」では、約20分間船に乗って道頓堀の中のエリアを巡る。英語での説明はないが、大阪弁を操るガイドが面白おかしく、道頓堀の歴史などを解説してくれる。 また上方文化の最前線を担ってきたこのエリアには、役者や文化人に愛され続けてきた店が多数残されている。「ベタベタ」な大阪とは少し異なる趣の文化的な側面があるのも、道頓堀の魅力だ。