なんばグランド花月は、笑いの殿堂
大阪人といえば、ユーモアあふれる会話の掛け合いが大好き。面白いことをする・おかしなことを話す「ボケ」と、その間違いを素早く指摘し訂正する「ツッコミ」で会話を展開。「ボケられたらツッコミ、ボケたらツッコまれるのが普通」と、大阪人は思っているという。そんな大阪人の“お笑い精神”の根底にあるのが、「吉本」の存在だ。「吉本」とは、明治時代の創業以来100年以上に渡り、関西、関東で多くの人気芸人を輩出してきたお笑い界・演芸界の名門。中でも「吉本」に所属するお笑い芸人らが演じる喜劇「よしもと新喜劇」は、大阪の笑いの真髄と言えよう。その「吉本新喜劇」が演じられている劇場が、「なんばグランド花月」だ。
新喜劇に漫才、落語、大阪の笑いを堪能しよう
同劇場の目玉ともいえる「吉本新喜劇」は、平日は2回公演、土日祝日は3~4回公演。また劇の前には、有名芸人らによる漫才や落語も行われる。新喜劇のストーリーは主に民宿や商店などで展開。予期せぬアクシデントに登場人物たちが立ち向かうという、シンプルなストーリーが特徴だ。アドリブを交えた舞台では、新喜劇メンバーによるそれぞれの独自ギャグも披露される。ほかにも漫才や落語など、お笑いの舞台を日替わりで開催。
おみやげ探しや大阪グルメも楽しもう
お笑いをたっぷり堪能したら、おみやげ探しも忘れずに。2階にある「ココにもよってぇ屋」では、関西ならではのおみやげをはじめ、ユーモラスなオリジナルグッズがずらり!同じく2階の「吉本キャラクター人形焼カステラ」では、吉本芸人キャラクター型の人形焼を販売。牛乳をたっぷり使った甘さ控えめのひと口サイズの人形焼は、「なんばグランド花月」の定番みやげだ。また、劇場の入口すぐにある、芸人らに愛され続ける老舗「千とせ」も要チェック。かつおや昆布から取ったスープに、たっぷりの牛肉と玉子が入った「肉吸い」と 卵かけご飯「小玉」を注文するのが定番。開店から閉店まで毎日行列が絶えない。たくさん笑ったあとの腹ごしらえにオススメだ。