長野県で人気の高原観光道路
長野県中部を東西に走る信州ビーナスラインは、八ヶ岳中信高原国定公園内にあるドライブルートで2002年に全面無料開放となった。茅野駅周辺から美ヶ原高原まで全長約76kmにもおよび、平均標高1400m、最高地点の美ヶ原高原は1920mとなるため、初夏から夏にかけての避暑地として楽しめる。白樺湖をさかいに2つのエリアに分けて紹介しよう。
蓼科湖から白樺高原は高原リゾートを満喫できるエリア
蓼科高原は周囲約1kmの蓼科湖を中心に広がる高級リゾート地。湖畔には野外美術館の蓼科高原芸術の森彫刻公園、周辺には英国風庭園の蓼科高原バラクライングリッシュガーデンや蓼科温泉があり、高原リゾートを満喫することができる。北八ヶ岳ロープウェイは100人乗りの大型ロープウェイで山頂には10万坪のピラタス蓼科坪庭自然園があり、30~40分で気軽に散策ができると人気だ。
白樺湖から美ヶ原高原はビーナスラインのハイライト
白樺湖周辺はカフェやレストランが建ち並び、蓼科テディベア美術館や世界の影絵・きり絵・ガラス・オルゴール美術館などに立ち寄ることもできるため、休憩地点としても最適。国の天然記念物である八島ヶ原湿原はおよそ1万2000年かけてつくられた泥炭地。250種もの湿原植物を見ることができ、1周約90分の散策が楽しめる。終点の美ヶ原高原は4万坪の敷地に350点の現代彫刻を野外展示している美ヶ原高原美術館や、絶景が望める王ヶ鼻、美ヶ原牧場など到着地としてのんびり過ごすことができる。