鞍馬山の天狗伝説
叡山電鉄鞍馬駅前には大きな天狗が飾られている。鞍馬山には天狗が住むといわれており、鞍馬天狗が牛若丸(源義経)に剣術を教えたことで知られている。駅のすぐ近くの仁王門が鞍馬山の入口になる。片道約2分間のケーブルカーで多宝塔駅に到着。徒歩の場合はかなりきつい登り道になるが、鞍馬の火祭りで有名な由岐神社に寄る場合は仁王門からは徒歩で上がる必要がある。由岐神社では火祭りの写真を見ることができ、火祭りモチーフのお守りや手ぬぐいが購入できる。神社をあとにし、九十九折の道と言われる登り道が続くが、大自然に癒され澄んだ空気がとても気持ちがいい。
パワースポットとして人気
鞍馬寺の本殿金堂は牛若丸が幼少の頃を過ごした寺として知られている。天のエネルギーが降臨するといわれている鞍馬寺正殿前の「六芒星」はパワースポットとして人気があり、この中心に立つとエネルギーを感じることができる。このまま貴船神社へ行く場合は霊宝殿、木の根道へ。1時間程度の曲がりくねった道だが、牛若丸が稽古した場所として知られている。鞍馬駅へ戻る場合は同じ道を戻り、仁王門周辺には甘味処があるので一休みすることができる。機会があれば毎年10月22日に由岐神社行われる『鞍馬の火祭り』はぜひ間近で見ていただきたいお祭りだ。平安時代に平和を願い始まった伝統儀式で、「サイレイ、サイリョウ」という掛け声とともに、長さ4メートル、重さ100キロの燃え上がる松明を、武士わらじを履いた男たちが担いで町内を走り、火の粉の中を神輿が通る様子は壮観。暗闇で炎の松明を担ぐ姿は迫力満点だ。