噴煙を上げ続ける活火山・桜島
鹿児島のシンボル桜島は、高さ1117ⅿ、面積約80km²、周囲約52kmの錦江湾に浮かぶ活火山。約26000年前に誕生してから17回の大噴火を繰り返しており、現在も毎日のように小規模な噴火が続く。島内には現在も約4600人が暮らしており、噴煙を上げ続ける桜島の姿は多くの観光客をも魅了している。鹿児島市内からはフェリーで片道15分、15~30分間隔でフェリーが出航し、車や自転車での乗船も可能。現在も噴火が続いている為、2つの火口から2km以内は立入禁止区域となっていて、観光客が入ることのできる最高地点は北岳4合目の『湯之平展望台』までに制限されている。
美しいダイナミックな景色が広がる観光スポット
『湯之平展望台』は桜島の山肌が目の前に迫り、眼下には錦江湾と鹿児島市内が一望できる絶景ビュースポットとして有名。噴火の歴史やメカニズムを解説する博物館『桜島ビジターセンター』では、英語・中国語・韓国語の字幕説明のビデオも上映されている。事前申し込みで、ここからカヤックやガイドウォークのアクティビティに参加も可能。『桜島溶岩なぎさ公園』では桜島を眺めながら天然温泉を利用した全長100mの足湯で一休みできる。『黒神埋没鳥居(くろかみまいぼつとりい)』では1914年に大噴火の際に原五社神社の鳥居が1日で火山灰に埋め尽くされた場所。そのままの形で残されており、噴火のすさまじさを感じられる場所。島内は市営バスや観光バスでの移動も可能。効率よく観光がしたい人は『桜島アイランドビュー(周遊バス)』が便利。1日8便あり、1周約60分で道の駅、ビジターセンター、烏島展望所、赤水展望広場(歌手長渕剛の記念碑)、湯之平展望所を周るルート。1日乗車券があればゆっくりと観光することができる。