「ドラゴンブルー」に輝く地底湖が美しい鍾乳洞
「日本三大鍾乳洞」に数えられる龍泉洞は、世界有数と言われる水深と、水の透明度が作り出す、目の覚めるように美しい青が湛える地底湖で有名だ。鍾乳洞は、現在知られているところで3600m、そのうち700mが一般に公開されているが、現在も調査が進められており、一説には総延長5000mを超える鍾乳洞だと考えられている。また、発見されている地底湖は8つあり、そのうち3つが公開されている。鍾乳洞には貴重な生物が生息し、中でも洞内に棲むコウモリは、鍾乳洞と共に国の天然記念物として大切にされている。
神秘の湖を目指し、地底探検気分で洞窟を巡る
鍾乳洞の中は別世界。夏でも気温10℃ほどの冷涼な空気に、悠久の時が作り上げた天然のアートの様な複雑な奇岩の鍾乳石の回廊が続く。水深35mの第一地底湖、続く水深38mの第二地底湖の青みがかった透明な水の色は“ドラゴンブルー”と呼ばれ世界有数の透明度を誇る。そして水深93mを誇る第三地底湖が最終地点となる。洞内のやや広くなった空間「月宮殿」は5色のLEDライトでライトアップされ、幻想的な空間演出がなされ来場者を楽しませている。
鍾乳洞をさらに盛り上げる季節恒例のイベント
龍泉洞で企画される季節恒例のイベントが好評だ。12月限定の「冬のイルミネーション」では、洞内や園地がイルミネーションに彩られひと際ロマンチックに輝く。また、12月から3月に実施される「コウモリうぉっちんぐ」では、冬眠期間限定で、コウモリが冬眠する場所を職員が案内し観察できる。他にも宝探し企画や、洞内コンサート、写真展など、鍾乳洞を生かした魅力的な企画が数多く開催されている。