みちのく芸能祭り

100を超える民俗芸能が街中で披露される祭典

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民俗芸能の宝庫と言われる北上市の夏の風物詩。渡り地域に伝わる民俗芸能が3日間に華やかに演じられる。かがり火の中で踊られる200人の「鬼剣舞」は圧巻。
営業時間

8月 第1土曜より3日間
住所
岩手県北上市大通り1-1
電話番号
(0197) 65-0300

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街中で地域に伝わる民俗芸能が演じられる3日間

毎年8月の第1土曜日から3日間に渡り開催される「みちのく芸能まつり」は、北上市周辺に伝わる伝統芸能「鬼剣舞」を中心に、神楽、鹿踊り、虎舞など100を超える団体が出演し、迫力ある民俗芸能を披露する。各地域に古くから伝えられ継承され続ける貴重な民族芸能が一堂に集結することで、その迫力もさながらに、様々な伝統芸能を一度に見ることができるのが魅力だ。JR北上駅前の広場が「おまつり広場」としてメイン会場となり、数々の催しやパレード、群舞などでにぎわう。また、街の神社や寺、屋内のホールなど、街の至る所で伝統芸能が披露され、街を上げて芸能一色に染まる。  

北上に伝わる伝統芸能「鬼剣舞」とフィナーレの花火

北上市は伝統文化を継承する民俗芸能団体数が国内でも有数の数を誇り、民俗芸能の宝庫と言われている。中でも北上を中心に伝わる「鬼剣舞」は代表的な舞で有名である。恐ろしい鬼の様な形相の面をつけ、刀や扇を華麗に使い、頭や腰を巧みに動かしながら踊る様子は勇壮そのもの。二日目の夜の大イベント「鬼剣舞大群舞」では、かがり火を灯す中約200人もの踊り手が一斉に踊る。荘厳でありながら勇壮、圧巻の演技を披露する。3日間に渡り繰り広げられた祭を最後に締めくくるのは、10000発の花火とトロッコ流しである。トロッコ流しとは、川に火を灯した灯籠を流す360年の歴史を持つ行事だが、頭上の花火を楽しみつつ、川を流れてゆくトロッコと呼ばれる灯籠を見るのは感動的だ。暑い夏をエネルギッシュに彩る華麗な祭りに相応しいフィナーレである。  

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