花巻まつり

炎立つ幻想的な夜、光輝く山車の行列、400年の歴史香る花巻まつり

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400年以上前に始まったと言われる「花巻まつり」。炎に照らしだされる華麗な山車のパレードや「鹿踊り」など、市民が守る伝統芸能の美に彩られ盛大に催される。
営業時間

毎年9月の第2土曜日を中日をした金・土・日の3日間
住所
岩手県花巻市上町5-33
電話番号
(0198) 24-2111

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About

花巻の町の祖を敬い続く伝統の祭り

花巻祭りは、16世紀末に花巻を治めていた北信愛(きたのぶちか)を敬い、町民が山車を作り、町を練り歩いたことから始まったと言われている。信愛の死後は、思慕の思いと共に、信愛の命日に行われていたという。かつて山車の高さを競い合う時代もあったが、町に電線が張られるようになってからは、高さを低く抑えられながらも、優雅で絢爛豪華な”風流山車“と姿を変え、見目麗しく、焚かれた炎に浮かび上がるきらびやかな山車は幻想的で美しく、花巻祭りを象徴するものとなっている。京都祇園囃子の流れをくむ雅やかで憂いのある落ち着いたお囃子も心地よく見る者の心に響く。  

花巻に伝わる伝統芸能が披露される3日間

花巻祭りを彩る風流山車もさることながら、古来より地域に伝わる伝統芸能が数多く演じられ町全体が祭りの興奮に包まれる。中でも圧巻の存在感を見せるのは「鹿踊り」(ししおどり)だ。岩手県を代表する郷土芸能のひとつで、全身を覆うように身に着けた衣装に鹿の角をつけ、太鼓を叩きながら勇壮かつ軽快に舞う。その起源は、猟師に撃ち殺された鹿の供養という説など様々な説があるが、”本意でなく命を失ったものの霊を鎮め供養するもの”として受け継がれている。「花巻まつり」では2日目のパレードにて、およそ20団体、200名の演者によって一斉に舞われ、圧巻の迫力を見せる。他にも五穀豊穣を祈願し荘厳に舞われる「神楽」や、女性によって踊られる情緒に満ちた「花巻ばやし踊り」、威勢よく街を巡る「神輿」も100基以上参加し、伝統に埋め尽くされる3日間となる。  

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