2つの歩き方で散策
5つの湖が原生林に囲まれた知床五湖。知床連山に囲まれ、様々な動物や植物が生息する知床五湖では、自然の偉大さを体感することができる。知床五湖での散策方法は2つ。まずは、高架木道を歩くコース。全長800mの長さがある散策コースで、5つの湖のうちの1つ一湖湖畔まで行くことができる。高さは2~5m、周りは7000ボルトの電流が流れる電気牧柵がとりかこみ、万が一のヒグマとの遭遇にも安心して散策できる。また、高架木道には展望台が2箇所あり、遠くにはオホーツク海も臨むことができ、湖と水面に移る知床連山と共に壮大な景観が楽しめるのも特徴だ。シカなどの野生動物にも遭遇できる可能性も。もう1つの散策コースが、地上遊歩道。知床五湖フィールドハウスにてレクチャーを受けて、散策することが可能。大切に守られてきた知床の原生林では、様々な植物や動物に出会えるだろう。ただし、ヒグマの活動時期には知床登録引率者と共に少人数で散策する場合のみ地上遊歩道が使用可能。手付かずの自然をこれからも守っていくために、マナーを守って楽しみたい。
冬の知床五湖の楽しみ方
雪の時期には、封鎖される高架木道だが、夏にはふだん行くことのできない湿地へいけるチャンス。厳しい冬の知床は、寒さを耐え忍ぶ動物たちや静寂に包まれた原生林を見ることの出来る貴重な時期。冬には、そんな知床五湖の冬を楽しめるツアーも開催されている。湖の上を歩いたり、オホーツク海にうかぶ流氷が見れる、またとないこの機会だ。(有料・要予約)