白樺やカエデなどの自然に囲まれた見どころ満載の公園
大沼国定公園は、静岡の三保の松原、大分の耶馬渓に加えて日本新三景のひとつで、大沼湖、小沼湖、蓴菜沼の3つの湖がある。大沼とは、アイヌ語のボロ・トーから由来しているが、大きい沼を意味する。白樺やカエデなどの自然に囲まれ静かでゆったりとした湖沼景観が広がる。大沼湖と小沼湖に浮かぶ小島には橋が架けられており、湖の周辺は散策するのにぴったり。季節によってさまざまな草木が生い茂り、湖にはコイ、ヘラ、ワカサギなどが生息している。また、現在も活動を続ける活火山でもある駒ヶ岳も一望できる。広大な湖の背後にそびえる駒ヶ岳の姿は、大自然あふれる北海道ならではの絶景。キツネ、タヌキなどの色々な動物や、セキレイ、ハクチョウ、カモなどの野鳥も多く見ることができる。四季によって、見られる植物、動物、風景のがらりと変わる大沼国定公園。いつ訪れても新しい発見がある。
自然をもっと楽しめるアクティビティの数々
約14キロある湖畔周辺は、歩いて散策も良いがサイクリングもおすすめ。雪が解けた初夏からのシーズンは、野鳥や植物などの自然観察をしながら楽しめる。また、高い人気を誇るのがボートや遊覧船で満喫する湖のクルージング。最近はカヌーも大人気で、気持ちの良い風に吹かれながら周囲の自然を体感できる湖上での時間は格別だ。その他にも、乗馬、キャンプ、釣り、登山など夏から秋にかけて楽しめる。冬は、その場で食べられるワカサギ釣りをはじめ、スノーモービルやスキーなど雪の豊富な北海道ならではの楽しみ方で自然を満喫できる。