積丹ブルーの美しさに息をのむ
北海道積丹は、北海道でも唯一「海中国定公園」に指定される美しい海の観光地。その透き通った青さは、積丹ブルーとして知られている。神威岬は、険しい断崖絶壁をのぞむ積丹半島にある岬だが、駐車場からは770mの遊歩道「チャレンカの道」が整備されている。遊歩道を徒歩で20、30分行けば、300度広がる大パノラマが広がり、丸みを帯びた地平線を見ることが出来る。また、岬の先端部には神威岩という岩礁がある。昔、源義経との恋に破れた女性チャレンカが身投げし、岩にその姿を変えたという伝説もある。その絶壁の伝説と険しさとは裏腹に、ため息のでる積丹ブルーの美しさを楽しめるとあって人気の高い神威岬。また、初夏には鮮やかな黄色の花を咲かせるエゾカンゾウが見事に咲き乱れる。遊歩道を進んで積丹ブルーの中でも最も透き通った素晴らしい海の景観を是非間近で楽しんでもらいたい。
特徴の異なる2つの積丹の岬
神威岬の他にも、積丹にはあと2つ岬がある。トレッキングが楽しめ、様々な花や野鳥に囲まれた「積丹岬」。ここでは、眼下に島武意海岸の岩礁を見ることも出来る。2つ目は、かに釣りも楽しめる、夕日の美しい「黄金岬」。奇岩のごろごろとした岬だが、ここで見ることの出来る夕日は周囲を真っ赤に染め、日本一の洛陽とも言われる。神威岬とあわせてこの3つの岬のどこからも、きれいな積丹ブルーを楽しむことができる。
美味しいがいっぱい詰まった積丹
積丹を訪れば、美味しい海の幸が味わえる。積丹で特に有名なのが生うに。うにの解禁期は6月から8月末ごろ。ミネラルの豊富な積丹の海で育った絶品のうには、忘れられない美味しさ。また、サクラマス、ヤリイカ、マグロなど、うにのほかにも絶品の海の幸が1年を通して楽しめる。