タイムスリップしたような雰囲気を味わえる
北海道開拓時代に、船が倉庫まで直接荷物を運搬できるように作られたのが小樽運河のはじまり。海岸の沖合いを埋め立てて作られており、ゆったりとしたカーブで、全長1140m続く。もともとあった水路は半分にされ、現在は散策路や街園となっている。周囲には、小樽の特産品を購入できるお店「運河プラザ」や、小樽市総合博物館などもある。また、小樽運河をクルーズで楽しむこともできる。見所である運河の北「北運河」は、当初の広いままの運河が残されており、今も作業船などがつながれており、昔の小樽運河の面影を残している。当時のままの姿で残る石造の倉庫は、地ビールの楽しめるレストランなどに活用され、歩いて周るだけで新しい発見がある。散策路に設置された63基のガス灯が夜に灯ると、周囲の石造倉庫や運河が照らされ、辺りはなんともあたたかくロマンチックな雰囲気に変わるのでおすすめ。現在も多くの人々に愛されながら、北海道小樽の観光を支える大役を担っている小樽運河。開拓時代の北海道を垣間見ることの出来るおすすめの観光スポットだ。
小樽雪あかりの路のイベント会場
毎年2月上旬に行われている「小樽雪あかりの路」では、古い町並みがキャンドルの灯りで彩られる。運河の水面には、漁具をイメージした浮き球キャンドルが輝く。昼間の小樽運河とはまた違う、幻想的な雰囲気をかもしだしている。多くのキャンドルはボランティアによって手作業されたもの。雪の積もるこの時期、寒さも忘れるほど心温まるほっこりとした雰囲気が楽しめる。