しまなみ海道随一の絶景ビュー
来島海峡大橋の南東、大島の南端の標高307.8mに位置する亀老山(きろうさん)の頂上にある展望公園で、しまなみ海道の中でも最も美しい眺望が望める場所。展望台へ上がる途中、写真家 安藤喜多夫(あんどうきたお)氏の提案によりテラスが設けられており、来島海峡大橋(くるしまかいきょうおおはし)一番の撮影ポイント。さらに上には、360度遮るものがないパノラマビューが楽しめる展望台は、建築家 隈研吾(くまけんご)氏設計によるもの。展望台の建物自体を地中に配し、その上に樹木を植えるなど自然景観を守るために外からは見えない造りになっている。展望台からは、北西には世界初三連吊橋「来島海峡大橋」と、日本三大急潮のひとつ「来島海峡」の潮流、南には今治市街、天気がよければ南東に四国山脈の西日本最高峰「石鎚連峰」を眺めることができる。来島海峡大橋(184m)の1.7倍の高さからの眺めは絶好の撮影スポット。
しまなみ海道サイクリングでも訪れたい場所
亀老山展望公園へは、車もしくは自転車でもアクセス可能。しまなみ海道サイクリングロードからもそれ程離れていないので、3kmほど上り坂が続くが一見の価値あり。24時間開放されており、特に夕方から日没までのマジックアワーは、海に沈む夕日とライトアップされた来島海峡大橋を望むことができる絶好の時間帯だ。展望台の駐車場内には売店があり、ここでしか味わえない海藻由来のミネラル豊富な「玉藻塩(たまもしお)アイス」が人気。駐車場のそばには、亀老山の名前の由来の、観音像を背負った大きな亀がいたという伝説のかわいらしい亀の石像が置かれている。