カルスト台地や原生林、世界遺産の産業革命遺産までバラエティに富んだエリア

エリアの特徴

本州のもっとも西に位置する山口は、関門海峡をはさんで北は日本海、南は瀬戸内海に囲まれている。北と南で異なる表情を見せる海岸線をはじめ、日本最大級のカルスト台地や鍾乳洞、原生林、角島や屋代島(周防大島)などの離島までバラエティ豊かな自然が各地に点在しているエリアだ。高杉晋作や吉田松陰など幕末に活躍した志士ゆかりの地や宮本武蔵、佐々木小次郎が戦った巌流島など史跡も多い。

代表的なスポット

秋吉台国定公園内にはカルスト台地の秋吉台のほか、秋芳洞や大正洞などの鍾乳洞も多く、山口を代表する観光地となっている。萩は萩城下町や松下村塾を含む5つが明治日本の産業革命遺産として世界遺産に登録されている。角島大橋や千畳敷、海上アルプスと呼ばれる青海島など絶景スポットも多い。日本三名橋の1つ、錦帯橋や岩国城、瑠璃光寺五重塔、元乃隅稲荷神社など、歴史スポットも人気。下関エリアには名物フグのある唐戸市場やしものせき水族館・海響館、関門トンネル人道などがある。

 

山口といえばフグ。高級魚として名高いが、高級料亭から回転ずし、リーズナブルな定食屋までそろっているので好みに合わせて味わいたい。押しずしの岩国ずしやいとこ煮、みかん鍋などは郷土料理として知られている。ほかには瓦の上で麺を焼く瓦そばやパリパリした麺が特徴的なバリそば、牛骨ラーメンなど。山口を代表する銘菓はういろうや舌鼓などの和菓子が多い。

 

交通

東京からのアクセスで利便性が高いのは新幹線。新大阪または広島で乗り継いで新岩国まで約4時間30分、新山口まで約5時間。県内の移動はレンタカーが便利。秋吉台周辺や萩、長門など各エリアにはレンタサイクルも充実。SLやトロッコ列車、遊覧船など観光も楽しめる乗り物も多い。

 

宿泊

新山口駅や近隣の湯田温泉のほか、岩国、下関、萩などに点在している。