世界遺産である聖地、高野山と熊野古道。自然と歴史のつながりを体感できるエリア

エリアの特徴

日本最大の半島である紀伊半島にあり、大阪や奈良に隣接している和歌山。ターミナル駅がある和歌山市のほか、「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されている高野山や熊野古道、美しい海岸が広がる南紀白浜など5つのエリアからなる。日本3大火祭りの1つ、那智の火祭りも行われ、聖地を中心に歴史と伝統を今に受け継いでいる。

代表的なスポット

高野山では奥の院や壇上伽藍、金剛峯寺など、熊野古道では熊野三山とよばれる熊野本宮神社、熊野那智大社、熊野速玉大社や那智の滝などが代表的スポット。白砂が広がる白良浜海水浴場や国の名勝円月島、千畳敷、橋杭岩など海岸沿いの景勝地も人気。動物園、水族館、遊園地が一体になったアドベンチャーワールドはパンダの繁殖率が高いことでも知られる。白浜温泉、本宮温泉郷など温泉も豊富。

 

和歌山といえば、生産量日本一の梅と有田みかん。なかでも紀州南高梅は最高級ブランドとして名高い。漁業もさかんなため、さんま寿司やしらす丼、クエ鍋、鮪中トロカツ丼などの海鮮料理が美味。そのほか、熊野地方のめはり寿司や高野山の高野豆腐など聖地のグルメも人気。

 

交通

東京駅から鉄道の場合、東海道新幹線で新大阪まで行きJRへ乗換えて和歌山駅まで約4時間20分。羽田空港から関西国際空港までは約1時間10分となっており、時間優先の場合は飛行機が便利。各空港までの移動時間を考慮しても所要時間は約3時間20分となっている。高野山や熊野古道周辺は鉄道やバスなど公共交通機関が充実。その他のエリアはレンタカーが便利。

 

宿泊

温泉地でもある熊野古道周辺はホテルや旅館、ビーチのある白浜や勝浦にはリゾートホテルが多い。