東京湾岸の新しい遊び場
街ができて18年。もとは物流施設や工場用地として機能していた。注目を集めるきっかけとなったのは1993年に開通したレインボーブリッジ。東京湾に浮かぶ全長798mのなめらかな流線を描くつり橋だ。お台場はレインボーブリッジを中心に「遊び」をテーマにした施設が次々と建てられている。MEGA WEBは、トヨタが運営する車のテーマパーク。ショールームや歴史、体験ができる。2013年にリニューアルし、外国人向けに安全や環境関連の技術を紹介したり、海外専用車の展示もおこなっている。またお台場といえば、デックス東京ビーチ。「たこ焼きミュージアム」では、本場大阪から厳選された5店舗が出店している。「台場一丁目商店街」は昭和30年代の下町を再現し、駄菓子(麦、あわなど安価な材料で作られ、子供時代の象徴的なお菓子)や紙芝居など当時の子供たちの娯楽が紹介されているほか、日本初の妖怪博物館などがある。
お台場には温泉も
温泉を利用した日帰り入浴施設が、大江戸温泉物語。天然温泉のほか、岩塩サウナ、縁日や占い、食事や買い物など、エンターテイメントも充実。好きな柄の浴衣を着てリラックスしながら楽しめる。お台場海浜公園の展望デッキからの夜景は雰囲気抜群。建物の中にある展望室から見るより開放感があり、スケールの大きさを感じられる。また、夜の交通はゆりかもめを利用するのもいい。高層ビル群を抜けていく様子は近未来を思わせる。 お台場は海が近いため風が強い日が多い。服装には注意が必要だ。