1年に8つの花の季節が訪れる花の楽園
藤の花で有名なあしかがフラワーパークは広さ92000㎡の園内に350本以上の藤の木がある。季節ごとに分けられた8つのテーマは1月上旬の冬ボタンに始まり、藤、アジサイ、花菖蒲、バラなど1年中楽しめるようになっている。中でも4月下旬から5月にかけて開催される大藤まつりの時期には毎年50万人以上が訪れるほどの人気がある。栃木県天然記念物に指定されている長さ80mの白藤のトンネルや畳600枚分の広がりを見せる大藤棚3本、世界でも珍しい八重の大藤棚などが魅力だ。紫色のほか、黄色や白など珍しい色の藤も見られ、5000株のツツジとの共演も見どころ。また10月下旬から3回に分けて開催される「光の花の庭」は日本夜景遺産「関東3大イルミネーション」にも認定された関東最大規模のイルミネーション。シンボルツリーである「奇跡の大藤」は藤色の花房をイメージした電飾。風に揺れる様子はまるで本物のような見ごたえだ。山川に輝く「光の壁画」や池の水面に映りこむ水鏡効果を利用したスポットも人気。2014年、あしかがフラワーパークはアメリカのテレビ局CNNが選ぶ「世界の夢の旅行先9か所」に選ばれた。園内にある樹齢140年を超える「奇跡の藤」がジェームズ・キャメロン監督の映画「アバター」の「魂の木」のようだと、世界からも注目される観光スポットとなっている。車・電車で90分圏内と好アクセスなのも魅力の1つ。