霊峰・弥彦山に抱かれた威厳溢れる歴史ある神社
標高638mの霊峰・弥彦山の麓にある弥彦神社は、天香久山命が土地の民に、漁、稲作、塩作りなど、農耕の基礎を教え、国造りに貢献したことから、神として奉られたことが始まりと言われている。約113haの敷地には、朱が鮮やかにそびえる高さ30mの大鳥居や、“神様の渡る神聖な橋”「玉の橋」、江戸3大石匠と呼ばれた名工・酒井八右衛門の代表作の2体の狛犬(国有形文化財)など、多くの見どころを有する。樹齢400年を超えるスギやケヤキの参道を登り切り、拝殿に続く最後の門「随神門」をくぐると、そこには拝殿がそびえ人々を迎える。山や空を背に、堂々とした風情でたたずむ拝殿は心洗われる風景だ。
新潟県内外からの参拝客でにぎわう人気のパワースポット
火の玉石
地元では「重い軽いの石」と呼ばれている。願い事を念じながら石を持ち上げ、軽く感じれば願いは叶い、重く感じれば困難、と言われている。弥彦神社でも人気のスポットだ。
摂社・末社
拝殿に登り切る手前、右手にある摂社・末社は重要なパワースポットだ。摂社とは彌彦神社の神様の子孫を祀った神社で、末社とはそれ以外の神様を祀った神社、全部で8つの小さな社が並ぶ。勝負に“勝つ”祈願には「勝神社」、仕事に関する出世祈願には「草薙神社」でお参りをするとよい。
御神廟
拝殿に向かって左奥、弥彦山ロープウェイに乗り、山頂駅で下車後、徒歩10分ほど。弥彦山の山頂にある御神廟は、弥彦神社の祭神・天香山命が妃神・熟穂屋姫命と共に祀られていることから、恋愛成就、縁結びのご利益があると言われている。