エリアの特徴
大阪、京都に隣接する奈良は日本の古代をしのばせる街だ。歴史的建造物の多い奈良市内や日本有数の桜の名所である吉野、聖徳太子ゆかりの地、斑鳩、仏教文化が最初に根を下ろした飛鳥など、日本の国のはじまりの地として1000年以上も前の情景を今に伝えている。古都奈良の文化財、法隆寺地域の仏教建造物、紀伊山地の霊場と参詣道の3つが世界遺産に登録。そのほか数多くの国宝・重要文化財をもつ歴史深いエリア。
代表的なスポット
国宝である東大寺盧舎那仏像(通称奈良の大仏)は奈良のシンボルであり世界最大の金剛仏像。法隆寺や興福寺、平城京跡、春日大社などの歴史的建造物のほか、春日山原始林や聖地、吉野山などの自然も世界遺産に登録されている。そのほか神の使いと言われるたくさんの鹿が歓迎してくれる奈良公園や町並みが魅力のならまち、日本庭園の依水園など見どころが多い。
食
奈良名物は柿の葉寿司や奈良漬け。天理ラーメンや三輪そうめん、飛鳥鍋などはご当地グルメとして知られる。そのほか大和の茶がゆや奈良黒米カレーも人気。
交通
東京駅からは鉄道ルートが一般的。東海道新幹線で京都まで(約2時間20分)、そこからJRか近鉄に乗り換えて奈良まで約30分~45分。散策スポットの多い奈良では電車を活用するといい。地下鉄がないので迷うことも少ない。そのほか市街地をまわる観光バスもある。
宿泊
奈良や斑鳩、天理、飛鳥、橿原、三輪、吉野など観光地周辺に多い。景観を重視した木造建築のホテルや温泉宿が点在している。