約400段の階段を登った先に広がる、絶景に感動
山梨県富士吉田市の新倉山の中腹にあり、富士山を正面に市内を一望できる公園。公園は麓から約400段の階段を登った先にあり、その頂上には忠霊塔という朱色の五重塔がある。この塔は、第一次世界大戦で戦死した人の霊を慰霊するために作られたもの。この塔の裏手の山の斜面沿いに、絶景ポイントがある。おすすめの時期は、まず、桜が満開を迎える４月中旬頃。富士山を正面に、五重塔と桜を一枚の写真に収めることができる。また錦秋の頃もまた美しい。赤や黄色の紅葉が富士山の裾野を染める光景は圧巻だ。
新倉浅間神社で、鳥居越しに見る富士山を拝もう！
公園の入口にある新倉浅間神社も、忘れてはならない絶景スポットだ。鳥居をくぐったら、後を振り返ってみよう。鳥居の中にすっぽりと収まる富士山を、拝むことができる。新倉浅間神社の創建は705年。甲斐国八代郡荒倉郷の氏神としまつられたのが、その始まりという歴史ある神社だ。富士山信仰の神社のひとつで、木花咲耶姫(このはなさくやひめ)をご祭神にまつる。災除け・家庭円満・安産・子育てにご利益があるとされ、地域の人々の信仰を集めている。
富士山のシルエットと夜景のコラボは、トワイライトタイムを狙って
新倉山浅間公園は、夜景スポットとしても有名。富士五湖エリアの夜景スポットの中でも、トップクラスの美しさを誇る。ライトアップされた忠霊塔と富士山のシルエットを一緒に楽しめるのは、日没後の限られた時間帯のみ。夜景も含めて美しい景色を楽しむなら、夕暮れ頃がおすすめだ。忠霊塔の右手の歩道をまっすぐ進んだ場所にある展望広場からの夜景も素晴らしい。ここからは富士山を目の前に、富士吉田市から忍野村までパノラマ感ある夜景が楽しめる。
