毎年約5000万人の観光客が訪れる世界遺産の街は、すべてが観光名所

エリアの特徴

794年に都になってから約1000年間、京都は日本の首都であり、そして今や日本屈指の観光都市だ。京都府は南北に長く、北から日本三景の天橋立をはじめとする日本海の雄大な自然がある丹後、のどかな田園風景が魅力の丹波、観光の中心・古都京都市、世界遺産の平等院鳳凰堂を含む文化財が数多く残る山城の4つのエリアに分かれている。

代表的なスポット

古都京都の文化財として世界遺産に登録されている寺社や城は17カ所。これらは観光の中心地、京都市に集中しており、人気NO.1の清水寺をはじめ、金閣寺や二条城、石庭で有名な龍安寺のほか、山城エリアでは平等院鳳凰堂、比叡山延暦寺などが含まれている。世界遺産以外にも桜や紅葉の名所が多いことはよく知られて、嵐山や舞妓さん体験ができる祇園の街も魅力がある。京都市以外でも丹波エリアの保津川下りや、丹後エリアの天橋立など京都全域が観光スポットとともいえる。

 

京都名物といえば豆腐がある。清流を利用して作られた豆腐の湯葉料理や湯豆腐などで素材の味を楽しみたい。九条ネギや賀茂ナスなど、京野菜を使ったレストラン、おばんざいと呼ばれる京都の家庭料理、おもてなし料理である京懐石と、京都は庶民的な店から世界中のVIPが賞賛した高級店まで非常に食が充実している。また風景も食事の一部と考える京都ならではの夏の風物詩、納涼床も機会があればぜひ一度は訪れたい。

 

交通

東京からは東海道新幹線で京都まで最短約2時間20分。有名な神社仏閣のまわりにはたいていバス停があるため、京都市内はバス移動がスムーズ。丹後エリアにはバスのほか、ケーブルカーや観光船などに乗れるフリーチケット、丹波エリアにはトロッコ列車などがあり、京都市以外でも公共交通機関が充実している。

 

宿泊

非常に充実している。中心市街地にある京都駅や祇園、嵐山などの京都市内のほか、丹後、天橋立などに多く、ミシュランガイド関西で5つ星を獲得したホテルや旅館も複数ある。