四国地方初の世界ジオパークに認定された豊かな森林と青い海の街

エリアの特徴

四国地方の南部にあり、四国4県の中で一番広い高知。海の国のイメージが強いが、面積の約84%を森林が占める自然豊かなエリアだ。室戸岬を含む248km2の室戸市全域を範囲とする室戸ジオパークは2011年、四国地方初の世界ジオパークに認定されている。高知出身の武士、坂本龍馬は幕末に活躍した志士としていまでも人気があり、坂本龍馬にゆかりの場所があちこちに残されている。

代表的なスポット

現存天守のある高知城は江戸時代に建てられた多くの建造物が現存している貴重な城。坂本龍馬像が立つ美しい桂浜や高知県坂本龍馬記念館などは歴史ファンに人気。室戸ジオパークには約2.6kmの乱礁遊歩道や空海が悟りを開いた場所としても有名な御厨人窟など、ジオサイトとよばれる見どころが22カ所ある。全長196km、四国で1番長い四万十川には増水時に川に沈むよう設計された欄干のない沈下橋が40ヶ所以上あり、四万十川を代表する風景となっている。

 

高知といえばカツオのたたきが有名だ。郷土料理の皿鉢料理は刺身や寿司、揚げ物などを大ぶりの皿に盛る宴会料理で、新鮮な食材と豪快な見ためを楽しむことができる。高知は日本酒や焼酎の種類も豊富なので、ぜひ地元の居酒屋でカツオのたたきをつまみに酒を味わいたい。そのほか鍋焼きラーメンやキンメ丼、ちりめん丼などのご当地グルメも充実している。

 

交通

東京から利便性が高いのは飛行機。羽田空港から高知龍馬空港までは約1時間20分。空港からはバスやタクシーもあるが、観光地を周遊するならレンタカーが便利。

 

宿泊

宿泊施設は観光の中心、高知市内にもっとも多いが、温泉地の四万十や足摺にも点在している。