北陸新幹線開通でより身近かに。風情ある街並みと伝統文化が息づく城下町

エリアの特徴

日本の中部辺りに位置し、海にも山にも近い金沢は水が豊かな街。雨の多い地域で湧き水も多く、高い湿度は伝統工芸である漆塗や金箔製造に適している。ユネスコ創造都市への認定や旅行ガイド、ロンリープラネットによるベスト・イン・トラベル2014で地域部門第4位など世界の評価も高い。

代表的なスポット

もっとも代表的なスポットは日本3名園の1つで国の特別名勝にも指定されている兼六園。金沢駅の特徴的なデザインも観光スポットの1つだ。金沢城やひがし茶屋街、武家屋敷跡などで江戸時代以来の歴史を感じる一方、金沢21世紀美術館や鈴木大拙館など、近代アートを楽しむこともできる。忍者寺と呼ばれる妙立寺や170店舗ある近江町市場も人気。

 

金沢は回転寿司の激戦地。近江町市場のほか、金沢市内にも多くあるので1度は立ち寄りたい。金沢で栽培されているたけのこやレンコンなどの15品目は「加賀野菜」と呼ばれ、じぶ煮やかぶら寿司などの郷土料理に使われている。茶道が盛んな金沢は茶席で使われる和菓子も有名。冬の寒さが生み出す日本酒も逸品だ。

 

交通

東京駅からは北陸新幹線で金沢まで(約2時間30分)が1番便利。市内はバスが充実しており、主要な観光スポットを巡回する城下まち金沢周遊バスや兼六園シャトル、夜の金沢散策におすすめの金沢ライトアップバスなどがある。主な見どころが街の中心部に集まっているため、天気のいい日はレンタサイクルでめぐるのも楽しい。

 

宿泊

観光拠点に便利なのは香林坊・片町、武蔵が辻などの繁華街周辺。ゆっくり過ごすならひがし茶屋方面や尾張町、兼六園周辺にも静かで有名な宿泊施設がある。